フランツ・バルトロメイ 日本ツアー2016 新潟公演

元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席ソロ・チェロ奏者。45年にわたるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、およびウィーン国立歌劇場管弦楽団における演奏活動のうち、39年間は首席ソロ・チェロ奏者として活躍。ソリスト、室内楽演奏家として、バーンスタイン、バレンボイム、プレヴィン、ヤンソン ス、ラトル、ブーフビンダー等と共演。来日は100回を超える。邦楽演奏家との共演も多く、2011年にウィーン楽友協会で開催された同協会主催のコンサート“Brahms und Japan-eine Brücke”の企画・実現にあたり、中核的役割を果たす。また、2013年には、紀尾井ホールで開催した「ブラームスと日本〜懸け橋〜Ⅱ」に出演し、高評を博す。多数におよぶCD録音、テレビ出演。オーストリア共和国有功大栄誉銀賞、ウィーン国立歌劇場名誉指輪等の栄典・表彰を授与される。2012年、音楽一家バルトロメイの三世代にわたる歴史を綴った著書をウィーンで出版。使用している楽器は、ジャン＝バプティスト・ヴィヨームによって、1860年頃 にパリで制作されたチェロ。

幼少より母初代操壽より手ほどきをうけ、東京藝術大学修士課程修了。1965～82年日本音楽集団に在籍し、首席箏奏者として活躍。1969年に二十絃箏、1991年に二十五絃箏を開発、作曲家と組んで多くの優れた作品を発表。作曲家伊福部昭に師事。2002年芸術選奨文部科学大臣賞、2003年紫綬褒章、2011年日本藝術院賞。2015年文化功労者に選ばれる。桐朋学園芸術短期大学教授、公益財団法人日本三曲協会及び生田流協会常任理事、生田流箏曲松の実會主宰。現在、箏演奏家沢井一恵と「箏のマエストラ・全国コンサートツアー〈変絃自在〉」を展開中。

父はチェロ奏者井上頼豊。桐朋学園大学作曲科で三善晃に師事。81年『GRAVITATIONS』でデビュー。寺尾聰 『ルビーの指輪』でレコード大賞編曲賞受賞。以降、先鋭的な作編曲家、アーティストとして先端を走り続け、多数のヒット作を持つ。13枚のリーダー・アルバムを発表し、大瀧詠一、福山雅治、吉田兄弟等との仕事で知られる。常に実験的な姿勢で多様な表現を続け、2010-2012年、銀座ヤマハホールにてソロコンサートシリーズ「僕の音」を好評の内に開催。12年11月より「連歌・鳥の歌」プロジェクトを主宰。